Panasonic AG-UX90 仕事で使った感想レビュー
仕事でパッケージとしてブルーレイディスクにし、お客様にビデオを届ける時に、高画質のハイビジョンで出力できるビデオカメラを探していたところ、Panasonic業務用ビデオカメラ AG-UX90のセンサーサイズが1型と高画質なことを理由に購入しました。
パナソニックの業務用ビデオカメラは普段から仕事で使っていて、テレビ業界はSONYで、SONYの良さとパナソニックに良さをどちらも理解した上で購入しました。
ビデオカメラ本体は20万円ととても安く、周辺機器を合わせると30万円で買えます。
センサーサイズが1型のビデオカメラがこの値段で買えることがおかしい。
この値段を見て、買いだなと思って。
定価が33万円なのですが、2016年11月発売なので、買ったのは2023年で出回りの在庫数が少なくなっていたこともあり、残り2個か3個と表示されていたので買いました。
Panasonic AG-UX90 購入理由
元々、ハイビジョンのビデオカメラを複数台持っているんですが、SONY HXR-NX5JとPanasonic AG-AC90を使っていて。
販売するブルーレイに出力した時に画質がめちゃくちゃ下がってしまうことが起こるようになって。
お客様にきれいな状態で見てもらいたいから、良さそうなビデオカメラを探していたところ。
パナソニックのビデオカメラはSONYに比べて、画質がよくシャープネスが高いことをAG-AC90で知っていたので、パナソニックの業務用ビデオカメラを選択肢に。
また、SONYの業務用ビデオカメラよりもパナソニックの業務用ビデオカメラは安いというのがとてもいいです。
半値ぐらいで買えるんですよね。
Panasonic AG-UX90 特徴
Panasonic AG-UX90の特徴
Panasonic AG-UX90の一番の長所は、センサーサイズが1型ととても大きく、画質がとても良いところです。
操作性がよく、かなり使いやすいビデオカメラです。
4K撮影が出来るビデオカメラです。
UHD 3840×2160 30p
仕様
センサーサイズ
1.0型MOS固体撮像素子
総画素数
1778万画素:FHD59.94p/29.97p/23.98p
859万画素: UHD29.97p/23.98p
レンズ
Leica dicomar lens
フィルター径
67mm
F値
F2.8-4.5
焦点距離
8.8-132mm(35mm換算 24.5-367.5mm)
ズーム
光学15倍
手ブレ補正機能
光学式手ブレ補正システム(OIS)
最短撮影距離
前玉から約 1.0 m(テレ端)
操作性がとても良く。
パナソニックの業務用ビデオカメラは、ゲインの設定とズームが数値表示なのがとてもいいです。
また、手振れ補正のOISはとても使いやすい。
商品のセットアップ
商品を開封します。
業務用ビデオカメラなので、付属品は家庭用ビデオカメラと少し違います。
AG-UX90本体、バッテリー(AG-VBR59)、バッテリーチャージャー(AG-BRD50)、 ACアダプター、電源コード、マイクホルダー一式、アイカップ、レンズフード、
INPUT端子キャップ、取扱説明書です。
説明書は、最低限のことしか書いていないので、詳しい使い方はネットのPDFで見ましょう。
AG-BRD50のバッテリーチャージャーは普通に買うととても高いので付属品で良かったです。
フィルターやマイクホルダー、アイキャップを付けていきます。
レンズフィルターは67mm口径です。
アイキャップです。
マイクホルダーです。
マイクのインプットジャックのキャップも付けます。
別途で買ったものです。
マイク AG-MC200G
電池 AG-VBR89 2個
これで、業務用ビデオカメラとしての準備が出来ました。
操作ボタン
操作ボタン一覧です。
音声ラインのチャンネル切り替えです。
オートとマニュアル設定はメニュー画面から行います。
手振れ補正やモニターとファインダー切り替え、アイリス、ゲイン、ホワイトバランス、シャッタースピードボタンはよく使います。
Bchをワンプッシュホワイトバランス設定にしています。
パナソニックの業務用ビデオカメラは、ゲインを自由に動かせるところがとてもいいです。
マニュアルモードにさせて、ICONSのところでダイヤルボタンの真ん中を押して、アクティブ状態にさせます。
そうすると0dBの所がオレンジ色になり、ダイヤルを動かせば自由にゲインを動かせます。
自分は暗い時に、4dBか3dBで取るのが好きです。
この様にLOWゲインMIDゲインHIGHゲインにしなくても、自由に細かくゲインを変えることができます。
メニューでの操作
メニューでの設定です。
基本4Kでの撮影は行わないので、撮影モードをAVCHDの記録フォーマットをPSにしておきます。
ゲイン幅は設定していますが、基本、細かく自分で動かすので、このゲインボタンは使いません。
ホワイトバランスはAchをオートで、Bchをワンプッシュホワイトバランスにして、プリセットは3200Kにしています。
撮影設定のメディア書き込みはサイマル方式にして書き込みしています。
音声のオートとマニュアルは音声設定を開かないと行えないので、そこだけ注意してください。
パナソニックの業務用ビデオカメラのセーフティーゾーンが好きです。
古いハイビジョンのテレビは四方がセーフティーゾーンで切れてしまうので、保険を持って、この枠内で撮影するということがフレームでの目安としてできますので、これはとても使いやすいです。
ズームの数値化もとても使いやすいです。
その設定でこの表示です。
右下のZがズームの値、セーフティーゾーンの枠杯で構成される画を撮るように心掛けています。
仕事で使った感想
使用環境
仕事での使用環境です。
メインカメラとして使用しています。
三脚はマンフロットを使用しています。
企業案件や学校関係、コンサートホールの撮影で使っています。
撮影の操作がしやすく、パナソニックの電池残量は長く撮れるので、安心して電池残量を気にせず撮影できます。
連続撮影時間でVBR59:約7時間10分、VBR89:約10時間45分。
照度の無くても、とてもきれいに撮影できます。
撮影の注意点
撮影の注意点なのですが。
センサーサイズが1型と大きいので、この液晶の真ん中の十字マークから外れるとピントが甘くなってしまうこと。特に望遠の時には注意が必要です。
卒業式の証書授与の時なんかは、寄りすぎるとピントが甘くなるので、ある程度広角にして構えておく必要があります。
また望遠の時の映りの場所がちょっと十字マークから動いただけでも外れやすくなるので、これは撮影をしていて慣れないと分からないです。
絞りもオートだとF5.6以上絞らないので、望遠の時はF8やF11で置いておくのもいいです。
ピントは大変ですが、センサーサイズが1型のきれいな画質の恩恵も受けるので、これは長短といった形で、覚えて操作を掴むといったところです。
色は、SONYと違ってパナソニックの特有の色がございます。
室内では黄色やマゼンタが強くなってしまいます。また、ホワイトバランスを合わせても、パナソニックっぽい色というのがあります。
SONYは黄色や青に強く、パナソニックはマゼンタや緑に強くなりやすいです。
ホワイトバランスで調整して、乖離を埋めましょう。
感想
感想
自分の場合、初期投資の資金が少なく、いい業務用のビデオカメラを欲しかったということもあり、このパナソニックのAG-UX90の購入に至たりました。
安く揃えられるというのが、大きな魅力です。
センサーが大きいので、質感がとても豊かです。
色合わせをすれば、めちゃくちゃきれい。
操作性もいいので、買ってよかったビデオカメラです。
持ち手にネジ穴があるので、アームを付けて、ニンジャやショウグンやビデオアシストの様なバックアップモニターも付けることが可能です。
SONYとパナソニックの大きな違いとして、マイクチャンネルのオートとマニュアルがスイッチで切り替えられるのがSONYに対し、メニュー画面を開いて設定するのがパナソニックです。
ゲインの使いやすさはパナソニックの業務用ビデオカメラにあるので、室内の撮影やホールの撮影にはとても適しています。
そんな感想です。
安いビデオカメラなので、バックアップ機能が付いていないので、もう一つ上のモデルのAG-UX180から付いているので、パナソニックで揃えようと検討している方の参考になれば嬉しいです。
それでは。
コメント
質問よろしいでしょうか。
このカメラで4kを取る際のSDカードの必要なスペックはどれくらい(スピード等)なのでしょうか。
またこのカメラでフォーマット、読み書き問題なくできるカードの容量を(4,8,16,32,64,128,256GB,1TBのいずれかで)教えていただけると幸いです。
煩悩雑魚型決戦兵器様
コメントありがとうございます。
UHS SPEED CLASS 3だそうです。
コマ落ちの処理の影響でしょうね。
因みに自分は、最初は4Kを取らないのですが、UHS SPEED CLASS 3を使っていたのですが、最近SDカードの価格高騰の為UHS SPEED CLASS 1を使用しています。
パソコンに読み込む時に早くしたいなら。UHS SPEED CLASS 3がいいと思います。
一応、128GBまでが推奨です。
SSDの撮れるかは検証していません。
SDカードで十分のカメラだと思います。
熱暴走は一度もしたことが無いです。
とても使いやすいカメラなので、良かったら。安いですしね。