ブラックマジックデザイン カメラ 長所と短所

ビデオカメラ

ブラックマジックデザインのカメラの長所と短所

ブラックマジックのカメラを使ったことがあって、価格ドットコムやアマゾンのレビューで良いことしか書かれていないので、これから買われる方向けに、
良いところを悪いところを思った感想なのですが、話していきたいと思います。

ブラックマジック ポケシネ4K

Blackmagic Design シネマカメラ Pocket Cinema Camera 4K
ブラックマジックデザイン ポケットシネマカメラ4K
通称ポケシネ4K

ポケシネ4Kは、多分なのですが、シネマカメラがかなり大きいカメラサイズの中、一眼ミラーレスぐらいを少し大きくしたサイズで映画のような色の映像が撮れるというところで、ポケシネなのかなと。
それで4Kなので、高画質というのがブラックマジックのカメラです。

ブラックマジック ポケシネ4K 長所

長所
発売当時、4K撮影の機材が高価な時代に安価で買えるところが一番の魅力でした。

ブラックマジックは、高画質。それが一番の長所
4K60Pなところ(2018年の発売当時はすごいと思う)。
今でさえ、普通4Kになってきましたが。4Kの場合、処理しきれないから、4K30Pだったりしますので。

ブラックマジック ポケシネ4K 短所

短所
操作性が悪い
レンズがマイクロフォーサーズマウントの一眼レンズなので、ズームさせてマニュアルフォーカスにさせるから、ハンディカム慣れしている方には面倒です。
表記が英語表記なので、少し慣れるのに時間がかかる。

熱暴走する
4K処理なので、カメラの上のところにファンの開口部があるのですが、そこがすごく熱くなるし、カメラがすごい熱を持ちます。
熱暴走を起こすので、専用のSSDに書きこみをしなくてはいけません。
使っていた時は、SDカードやCFastを使わず、サムスンのSSDを使って録画していたような気がします(もう結構前で忘れちゃった)。

確かこれを使っていました。

コンパクトフラッシュは熱に強いですが、SDカードは熱くなると書き込みできなくなります。CFastは使ったことがないので何とも。
それなので、撮りたいときに撮れない。っていうカメラとしての機能が確保されるためにSSDを使います。

今までのハンディカムやENGカメラのような常識を持って使うとかなり大変な思いをするカメラです。

電池消耗
4Kの場合はかなりの電池消耗が早いと思われます。
私は、ACアダプターからの電源確保でしか使ったことないのですが。特に電池消耗がこのカメラは早かったと思います。

カメラは安いけれども、周辺機器を集めるととてもお金がかかってしまう
例えば、SSDSSDホルダーモニター
ってなると20万のカメラが周辺機器で50万くらいになってしまうので、考えてから購入するのがいいでしょう。
編集用のCPUやメモリの高いパソコンを買うとまたお金がかかってしまうという。そんな感じです。

ブラックマジック ポケシネ4K 長所でもあり短所でもある

長所でもあり短所でもある
編集で何とかする。
私は編集マンではないので、編集のことはよくわからないのですが。
Logで撮影をして、LUTで色を載せていく。という作業をします。

それなので、編集で色々変えられるというところが長所でもあるし、それをやらなくてはいけない。っていうので短所でもあります。

ブラックマジック ポケシネ4K 感想

発売当時、4Kが当たり前じゃなかった時代に、低価格で発売された。
シネマの質感の撮影ができ、それで4Kっていうのがすごいところなのかもしれません。

しかし、周辺機器を揃えるとなるとかなりお金がかかります。。
4K撮影ぐらいという方は、SONYビデオカメラ、パナソニックの入門機のビデオカメラでいいんじゃないかなって。

ハンディカムとは操作性が違うので、使い方を覚えるのに時間がかかります。

個人でブラックマジック ポケシネ4Kを使うのはとてもいいと思いますが、仕事で使う時は撮影の用途を選ぶカメラだと思います。

画質はきれいなのですが、sonyのビデオカメラで育ってきた人には、扱いづらく、また独特なブラックマジック色というものがあります。

赤とかマゼンタの色がとても出にくいです。
SONYビデオカメラ慣れしているとすぐ分かります。

海外勢の方は、ブラックマジックを使っている方が多く。
その時の赤やマゼンタの色を見ると、ブラックマジックを使っていると分かります。

映像作品を撮るにはいいですが、収録とか配信には向かないカメラだと思います。
配信で使ったことがあるのですが、やっぱり配信系はSONYやpanasonicだろうと改めて思います。
ブラックマジックは欠点も多いカメラです。

映画の質感で高画質を求めるならいいカメラだと思います。
LUTで色を載せていくというところで、最初から編集を考えての使い道です。

ブラックマジック 12K

Blackmagic Design シネマカメラURSA Mini Pro 12K

8Kのその先を行く12Kのカメラです。
高画質の求めたカメラです。

ブラックマジック 12K 長所

高画質が最大の長所です

ブラックマジック 12K 短所

相性
12Kと高画質故に、起きてしまう短所です。

配線の相性、SSDの相性。
配線はSSDを繋げるUSB type c(10Gbps)のケーブルです。
SuperSpeed USB-C拡張ポートからのSSDに直接収録するのですが、これが高速の配線でも、相性があって、様々なケーブルでの合う合わないがあるので、それを探し、確認して、どのケーブルが適しているか。
高画質だとこうゆうことが起こります。

SSDにも相性があります。
同じメーカーのSSDでも相性があります。これは使ってみないと何とも言えません。
SSDの推奨リストもブラックマジックに書かれていると思いますが、実際に撮ってみないと分かりません。

実際に8Kでは収録されて、12Kでは途中で止まってしまうということがあるので。
サンディスクやサムスンのSSDで確認しないといけないんですね。




ビデオ近畿のブラマ12Kページを見ると、オプションがいろいろ書いてあり、分からなかったら、そちらを使うのもいいかと思います。

12K故の処理能力で非常に熱くなる

ピントが合っているのかがすごくシビア
高画質故に、ピントが甘いと高画質が活かせないので、ATOMOS SHOGUNをモニター代わりに使って時間をかけてピントを合わせます。
ブラックマジックの12Kのカメラモニターだと、ピントが合ってるか合っていないかよく分からないから。

ブラックマジック 12K 感想

色は先ほどと一緒で。
赤とかマゼンタの色がとても出にくいです。
SONYビデオカメラ慣れしているとすぐ分かります。

海外勢のブラックマジックを使っている方はこのURSA Mini Pro 12Kだと思います。オリンピックやワールドカップの体に固定のジンバルを使ったフィールド撮影の時にブラックマジックを使っているのをよく見ます。

その時の赤やマゼンタの色を見ると、ブラックマジックを使っていると分かります。

映像作品を撮るにはいいですが、収録とか配信には向かないカメラだと思います。

高画質故の障害が起きます。

それを理解したうえで撮れる高画質な映像はきれいだと思いますので、これも使う用途を高画質な質感を求める撮影にはとてもいいカメラです。

皆様も、性能を理解して使ってください。

参考になれば嬉しいです。

コメント